ATLでは2台のHololensがレンタル利用できます。高額商品ですし、せっかくの機会なので初挑戦してみました。(ATL客員研究員レポート)
Hololens用のアプリを作るには、
(1)VisualStudioのみを使ったUWAアプリ開発という手法もありますが、
(2)Unityを使って3Dオブジェクトを表示させる開発手法もあり、
今回は後者の手法でHololens開発デビューしました。
※どちらかというと(2)の方が主流だと聞いたことがあります。
ありがたいことに昨年末にATLでHololens勉強会が開催され、その録画ビデオがATLのパソコンで閲覧できます。
詳細:HoloLens勉強会を開催しました!(2017/11/22)
このビデオに習えば、Unityでステージ上にCubeを配置し、VisualStudio2017用に書き出し、USB接続したホロレンズ実機上でプレビュー確認、まで作ることができます。結果として実際私もできましたので、Hololens初体験を考えている方は是非上記ビデオに習ってみるといいと思います。
本エントリでは、Hololens初体験の立場から、上のビデオに従いつつも途中で引っかかてしまった箇所を記載しておきたいと思います。
Hololensのデバイスポータルが使えれば、Hololensで見ている映像をPC上でミラーリング表示したり、静止画キャプチャできたり、その他いろんな設定ができて便利とのこと。そういえばHololens開発者は皆さんこの画面を開いてますね。
参考:HoloLens 用 Device Portal – UWP app developer | Microsoft Docs
ATLのHololensは開発者モード設定にはなっていたので、PCとHololensをUSB接続し、ブラウザからhttp://127.0.0.1:10080
にアクセス。Device PortalにアクセスするためのアカウントのID/PWはATL側で設定されていて、Hololensケース内にポストイットで記載されています。
※なお、ATLのWindowsOSはHomeなので、エミュレーター再生はProが必須のようですので諦めました。
UnityのEdit>Project Setting>PlayerパネルにてWindows用のパネルが表示されていないなぁと困りましたが、UnityにWindows用のコンポーネントがインストールされていないのが原因でした。面倒でしたがUnityを再インストールして、必要なコンポーネントもインストールしました。
参考:HoloLensの開発環境構築手順 Unity(2017.2)編 – MRが楽しい
VisualStudio2017からHololens実機プレビューするときに、接続するためにPINコードを尋ねられました。
Unity2017とVS2017でのHoloLens開発環境の構築 – Qiitaで紹介されていた、「HoloLensでVisual Studioとのペアリングを行う。」の動画を参考にPINコードを確認して解決できました。
無事にCubeをHololensプレビューでき、その後Unity上で再編集して再度VS2017から実機プレビューしようとすると、アクティベーション要求がエラーというエラーが出ました。
なんのこっちゃと検索したところ、同名のアプリがHololensに存在している時に表示されるエラーだそう。
参考:HoloLens アプリ開発Tips: アクティベーション要求がエラー ‘指定されたファイルが見つかりません’ エラー対処策 – Qiita
以上、Unity,VisualStudio,Hololens環境はどんどん進化(変化)していることや、ATLの特にカスタマイズされていないフラットな開発環境であることが原因だったりしますが、このようにありがたいことにセミナービデオや解説記事のおかげで、初心者でも一人でATLでHololens開発を楽しむことができました。皆様ありがとうございます。