VR/MRのHMDとメガネ(眼鏡)※適宜更新


今回VR用に購入した眼鏡とAcerA101

VRやHololens、Windows MRのHMD(ヘッドマウントディスプレイ)と相性が良いメガネを探すことにしました。随時アップデートしていきたいと思います。

Zoff ZN71K03_A-1(子供用フレーム)

  • Vive:◎(HMDと全く接触しない)
  • Oculus:◎(VIVEよりやや窮屈感あるが、全く気にならない)
  • Hololens:○(押さえつけはないが、欲を言えばフレーム上下幅がもう少しあればより良い)
  • Acer A101:△(鼻ブリッジ部分にやや圧迫感)
  • Lenovo G0A20002私物:○(Acerより快適)

Jins これから行きます!ネットでおすすめされているフレームがあるそうなので試したいです。

※眼鏡のかけ心地や視野感、重視する点や顔の大きさは個人差ありますのでご了承ください。

私と眼鏡

裸眼0.05以下(眼鏡屋で測定不能なレベル)コンタクトは6.75~5.75で視力1.0に強制できるぐらい。裸眼でVIVEやOculusするとぼやけて全然見えないです(※そのくせDMMのVRゴーグル&iPhone XのVRゴーグルは裸眼で見えるんです。不思議)。
日中およびVR/MR体験&開発時はコンタクトを使用。ただ夜や休日は自宅でメガネ着用なので、その時はメガネでVR/MRできればいいのにと思っています。
IPD(瞳孔間距離)は61mm。成人男子としてはやや狭めかも。
日常は既存の別のメガネを使うので、VR開発する時だけに使うメガネにする予定。

購入に至る経緯

以前、メガネ(2種類持参)でATLに行き、いろいろとVR/MR機材を装着してみたものの、サイドフレームがHMDに圧迫され、結果フレームが耳に食い込んでめちゃくちゃ痛い。
それなのにネット書き込み等を読むと、眼鏡でVRしている人がいたり、ゴーグル開発者が「眼鏡との相性を重視している」と発言したりしていてどういうことかと。きっとVR/MRのゴーグルと相性のいいメガネフレームがあるのだなと思い、今回新調することにしました。

HMDと眼鏡サイズの留意点

例えばHTC VIVEの一番横幅の細い箇所は、顔に接触するスポンジ部分で、その幅は約15cmなので、メガネのレンズフレームの幅が15cm以下だったら大丈夫だろう考えるのは間違いです。
一般的なメガネは、レンズ面を上と考えると横サイドのフレームは「ハの字」に広がっています。VR/MRのHMDのスポンジ部分はメガネのレンズ面よりも3~4cm手前なので、レンズ面フレームより少し手前のサイドフレーム部分の広がりが15cm以下であることが理想です。それ以上に広がっているメガネでVR/MRのHMDをかけてしまうと、サイドフレームがHMDに圧迫されて耳かけ部分が圧迫されて痛いです。

例えば以前のメガネとAcerのとでは一見入らなさそうだけど、片方ずつ入れれば実は入りますが、、

このようにサイドフレームが開き切らずに結果耳を圧迫するわけです

それを考慮してメガネフレームを探せば良いですが、今回私は最善を尽くしてHTC VIVEのHMDを持参してメガネ屋さんに行きました。
店員さんに「VRのゴーグルと一緒にかけれる幅の狭いメガネを探しています」と伝えたら話が通じました。「VR」という言葉は認知されているようですね。。
リクエストに沿って店員さんが案内してくれたのは、2種類の子供用メガネ(ZN71K03、ZN71K04)と1種類の大人用メガネ(ZX63008)。
大人用メガネは滝廉太郎?ジョンレノン?みたいな小さい丸レンズと細いワイヤーのようなフレームのメガネだったのですが19000円と高額だったことと、丈夫とはいえワイヤーのような細いフレームだったのでHMDで圧迫された時に曲がるリスクがあったので断念。
2種類の子供用メガネのうち、よりフレーム横幅の狭いZN71K04モデルのほうは、さすが子供用ということで、かけるとサイドフレームが広がって耳回りに圧迫感を感じて断念。
もう一方のZN71K03モデルは、やや横幅があるといってもレンズ面の幅12.7cm、肝心のサイドフレームの該当箇所をやや広げても14cm以内、実際メガネの上からVIVEのVRヘッドセットをかぶってみてもメガネフレームとVRゴーグルが全く接触しません。このフレームを購入決定。
レンズ付きでお値段5000円。目のことを考えてブルーライトカットレンズ(+3000円)を選んで税込み8640円でした。

上がVIVEのフェイスパッド、真ん中が従来のメガネ、下が今回購入したメガネ。レンズフレーム幅もさることながら、サイドフレームの幅が圧倒的に狭い。着用すると多少広がるが、それでも以前のメガネより狭くて十分パッドに収まる。

翌日、さっそくメガネを持ってATL広尾に行き、メガネをかけた状態でATLにあるVR/MR機材を装着、その結果が記事冒頭のリストでございます。
AcerのMRゴーグルは、横幅はまったく問題ないのですが、鼻パッド部分に圧迫感がありました。今回のメガネは鼻パッド部分が別パーツになっているタイプなので、調整して低くしてもらうといいかもしれません。

私物のLenovoのMRゴーグルの方がAcerと比べてメガネの圧迫感はなく快適に感じました。

サイドフレームがややヘッドパッドを盛り上げます。その影響による圧迫感は感じませんが、結果、両サイドから多少光が入ります。とはいえ、眼鏡をはずしても両サイドから少量の光が入るので、そもそもの設計が大きめに作られている印象。

今回は横幅の狭さを重視した結果子供用フレームを選ぶことになりましたが、理想はフレームと鼻パッドが一体化しているモデルの方がベストかもしれません。

Hololens&眼鏡:正面
Hololens&眼鏡:横。Hololensはやや上方に映像表示されるので、もう少しメガネフレーム上下幅があるといいかもしれない

その他、今回メガネを作った際に気づいたことを書いておきます。

IPDも測ってもらえる

メガネを作るときにレンズの度を測定したりしますが、その時にIPD(瞳孔間距離)も計ってくれているので、店員さんにIPDを教えてくださいと言えば教えてくれます。
※IPD(瞳孔間距離)はVIVEやOculusではハードウェア側で簡単に調整できますし、調整しないと気持ち悪くなるので自分のIPDは把握しておくと良いです。やや不便ですがHolelensやWindows MR機はソフトウェア側で調整することになります。

ブルーライトカットレンズも選べる

ブルーライトカットレンズは色見がやや黄味がかるのですが、目を守りたい場合は考慮してもよいかと。

経費で買える

VR/MR用途に購入・使用するメガネですので当然経費。フリーランスの人は領収書をもらっていけばいいと思います。

余談:視力が悪くなっていた

私は以前同じ店で、2015年8月に両眼1.0になるように作ったメガネがあるのですが、2年程経った今計測すると0.5しか見えなくなっていました。これはVRのせいなのか、あるいはスマホのせいなのかまでは分かりませんが、現代的な生活してると想像以上に視力が落ちているかもしれないのでご注意を!