2018年11月22日に、現実世界とそれにそっくりに作られた仮想世界を融合し、様々な種類のデバイスがそれぞれの世界に同時に接続する「ATL-MR リアル-バーチャル勉強会」を実施しました!
おそらく世界初(!?)的なのでは?と思われるこのイベントについてレポートいたします。
まずは、ご参加された方々には私たちの準備不足などにより内容に不備がございましたことを深くお詫び申し上げます。
イベント参加者や各関係者の様々な温かいご支援により形としては最後まで実施できたことに深く感謝いたします。
ATL-MRリアル-バーチャル勉強会は、現実側はATLの施設でHoloLensをかぶり、ATLとそっくりに作られたVR空間上へはHTC VIVEとOculus GOから参加し、それぞれの空間にいる人間がアバターやアイコンなどでその空間内の位置や向きや感情などを確認することができ、会話することが可能となるシステム(ATL-MRイベントシステム)を使用した勉強会です。
当日はHoloLens側は20名弱、VR側は15名前後が参加し、またVR側の世界の様子をカメラマンとして参加したユーザの視点をプロジェクターを通して見ながら観覧する観覧席に約30名の方が参加しました。
昨日は #ATL広尾 の現実空間と仮想空間内の3Dモデルをリンクし両空間内ユーザのコミュニケーションを実現する実験的イベントに参加
現実側 #HoloLens 15名程度 VR側 #VIVE,#OculusGo 15名程度 現実側観客席30名程度が参集
decode2017で @akipman 氏が提言したマルチデバイスリンクの世界が現実に 1) pic.twitter.com/9FCwJrgukv— KenS@ReBOOT (@KSxRDevelop) 2018年11月23日
今日のATL-MRのカオスっぷりはこんな感じ。現地のHolo Lens組はTwitterアイコンが追従、VR組はアイコンのみ、音声のみ参加がマイクで、ATL広尾とATL広尾VRの座標情報は共有されてるので現地&VRの移動は同期されてます。 #ATL広尾 pic.twitter.com/BPx8TymHBS
— 沼倉正吾 Shogo Numakura (@ShogoNu) 2018年11月22日
現実視点と複合世界な視点。#ATL広尾 #HoloLens pic.twitter.com/vn8ncCMHjv
— takabrz (@takabrz1) 2018年11月22日
当日は19:00にスタートする予定でしたが、多くの参加者が接続を始めていくに従って音声が届かないという不具合や、動きが悪くなるなどの問題が発覚しました。
約1時間ほどトラブルが続いてしまい、参加者にはご不満を与えてしまったかなと思われます。
その間、多くの方は視覚的には世界観を確認することが可能だったと思われ、トラブル中ではあったもの、その二つの世界が融合した世界観のみを楽しんでいただけていたご様子に少しだけ安心いたしました。
その後、音声を登壇者からの発話に絞るなどやり方を一部変えることでプログラムの進行は最後まで終えました。
一部音声の途切れや聞きづらい状態があったことも重ねてお詫び申し上げます。
#ATL広尾 晩ごはんのためここいらで離脱!
音声トラブルなど緊急で対処いただき、ありがとうございました!!
VR・リアル側と同期イベントは新しかった!これからどんどん課題が解決していけば、これが当たり前になる時代がすぐそこにある感じがしました!!
ありがとうございました!! pic.twitter.com/7n49y2l6iG— KWKN (@kwkn_tl) 2018年11月22日
中々カオスで面白い。音声トラブルが続いているようで。誰と誰が会話しているのかわかると良いなぁ #ATL広尾 pic.twitter.com/a5PmdYgN4V
— たかしまともや@Tomovies (@tomovie) 2018年11月22日
普段はVR側の住人であると名高いクレウス氏に、リアルアバター(実体はVR)として現実側にお越しいただき登壇もしていただきました!
現実側でご参加いただいた方には貴重な体験となったかもしれません(笑)
クレウスさんの勇姿(リアルのすがた) #ATL広尾 pic.twitter.com/Ipq5Nck6s3
— えむにわ (@m2wasabi) 2018年11月22日
クレウスさん(@kleus_balut )が話し始めたらしいけど、いろんな声や音が多々混ざっててカオスになってる #ATL広尾 pic.twitter.com/xCcdbTn5K0
— アムザ@3日目東ル20a (@ALevamme) 2018年11月22日
ATL-MRについてはこちらのコンセプト映像もご覧ください。
アドバンスドテクノロジーラボ(ATL)という施設が掲げている「共進化」というテーマについて、
ATL客員研究員(会員)とATLがどうやって共に進化していくのか?という課題に対し、
技術的なアプローチとしてMRの概念を定義したものがATL-MRとなります。
ATL-MRイベントシステムとして今回のようなイベントを実施できるようにするにあたって、
勉強会自体のあり方のようなものもゼロから考え直す形で仕組みを考えました。
現地に来れない人が仮想空間から参加するというだけでなく、それぞれの世界で自由なスタイルで参加出来るようにしたいという想いで。
登壇者がスライドを動かしそれを見るだけ、ではなく、美術館のように飾られたすべてのスライドに対して人が動くというスタイルです。
これによって一つ前のスライドに戻って確認したくなったら勝手に前のスライドの場所に移動すれば良いし、退屈になったら先のスライドを確認しにいくことだって可能になります。
そして今回のイベントで観覧席を用意した意図にもつながるのですが、会場には参加しつつも少し離れたところから飲み食いしながら見たり、誰かと意見などを交わしながら見るスタイルだってあってもいいと思ったのです。
まるでスタジアムに野球を見に行った時に、売店に食べ物を買いに行ったついでにそのまま裏でモニター見ながら飲み食いしたり、のような。
舞台の上で行われているものを控え室などから誰かとケチをつけながら観たり、のような。
勉強会とは通常は椅子に座って登壇者の発表をスライドを見ながら聞くものだと思いますが、このような様々なスタイルを実現したく今回のような形に仕上げてみました。
ATL-MRはまだまだこれで終わりではありません。
今回のリベンジ、もしくは別の形でまた皆様にお披露目できるように、
継続して進化をさせていきたいと考えております。
引き続きご支援いただきますようお願い申し上げます。
メディアにも紹介されました
夜の広尾で「カオスな宴」 MRとVRが融合、HoloLensで体験した不思議な1時間 – ITmedia NEWS
こちらで紹介できなかった当日のつぶやきやご様子はこちらからもご確認いただけます。
ATL-MR~リアルバーチャル勉強会Togetterまとめ – Togetter
<2019/02/21更新>
リベンジ開催します!
なんと、急遽 2/26(火)18:30より、リアル-バーチャル勉強会リベンジを開催させていただくことになりました!
前回発生した不具合周りについて原因が判明し解消されたため、改めてちゃんとした形で再度実施し皆様にご体験していただきたいという想いと、3/28にATL-MRを使用した新たなイベントを予定しているため、その取り組みに向けて新たに実装している新機能のご紹介などを目的として、リベンジイベントを開催させていただくことになりました。
基本的にご体験いただけるものとしては前回と同じようなもの(微妙にアップデートあります)となりますが、勉強会の内容を現在までの取り組みや今後についての内容に変えて実施する予定です。
前回は不具合の発生などにより大変お待たせしてしまったり、ご不便をおかけしてしまった点が多々あったかと思いますが、今回こそはスムーズなかたち勉強会で実施したいと考えております。
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開催日時:
2月26日(火) 19:00開始(18:30開場)
場所:
アドバンスドテクノロジーラボ
東京都渋谷区広尾3−12−36 ワイマッツ広尾ビル4F (山種美術館と同じビル)
(VR側からのご参加の方は、自宅などそれぞれの場所から)
募集内容:
現実側 20名前後 (HoloLens必須)
VR側 20名前後 (HTC VIVE または Oculus Go必須)
現実側観客席 30名前後 (持ち物不要)
応募はこちらからお願いいたします
https://goo.gl/forms/yZNzBqyOByG18uL92